ミラノと私の100のこと 〜le 100 cose della mia vita "con Milano"〜

ミラノに行くまでにしたいこと、ミラノで見たもの、日々の考えごと。

2014年の出勤納め。


「よいお年を」
「いってらっしゃい」
「よい旅を!」
声を掛け合って、お互いの健闘を祈りながらご挨拶。明日からの3日間で25人が出発するんだと。多いですねぇ〜なんてつぶやいたら、昔に比べたら少ないよって、ベテラン上司が言ってた。

なんか、今日までは人が社内に揃ってて、明日から一気に出発なので、勝手に一体感を感じてみたりして。
ツアー添乗の仕事の緊張感や大変さを共有してる仲間たち。今年もありがとうございました。

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この一年を共にしたお仕事ノートたち。

今年はとにかくよく働いた。残業もいっぱいしたし、働き倒した。ほんとがんばった。たくさん経験して、成長した。全部がイタリアで、この会社でした。なんかもう、泣けてきたよ…笑 一生懸命やれることに出会って、任せてもらって、応援してもらって、本当にありがとうございました。
って、ここに書いても伝わらなくて…
こんなにたくさんの人に一気に伝えたいありがとうは、どうしたら届くんだろう。今のこの感謝の気持ちが届くように、恩返しになるように、私にできることをきちんとやろう。かたちで示そう。仕事の恩は仕事で返す!きっとそれがいい。


今日までで、会社の相談役の方が退職されました。71歳。帰国後アンケートを毎日全部読んでくれていた方。
「○○○らしさがなくなった、という意見が多いのは残念、これからもがんばってもらいたい。」
長い長いお話の中で出てきた、「らしさ」の話。

女性らしさ、日本人らしさ、とかよく揉めて問題になるこの「らしさ」の話。
らしさ、って、期待ってことなんだなって。こうあってほしいという理想。
女性とか日本人とか、大きな枠で使うと、マイノリティや個性やらを引き合いに出してゴタゴタ揉めるこの言葉…
企業や個人に当てはめたら、ものすごく強みになるものだなって思った。

会社は何を期待されているか?どんなイメージを持たれているか?
「この○○社ならきっとこれをやってくれるだろう。だって○○なんだから。」
そんなイメージを持ってもらえているって、すごいことじゃないかと。
それを読み取り、正確に応える。さらにもう一つ上のレベルで応える。期待以上のことや、予想外のサプライズで返す。

解析すると当たり前の基本なんだけど…「○○らしさ」を認識してもらえる存在になるって、簡単なことじゃない。長年の積み重ねが作ってきたもの。ブランド。なんかこの先のヒントになりそう。

そして、個人に置き換えると、自分はどんな「らしさ」で周りに認識してもらいたいのか?会社は一人ではすぐには動かせないかもしれないけど、自分のことなら今すぐにでも変えられる。
私らしさ、考えてみよー。


2014年、おつかれさま。
2015年は、全く違う一年になる。
最後のツアー、がんばろう!!